介護食は安全に美味しく食事をするための工夫が行われたもの

介護食は安全に美味しく食事をするための工夫が行われたもの

介護食を作る上で大切なことは、見た目と美味しさを考えることです。
介護食はそれを食べる人が安心できることが大切で、その安心は安全性に繋がるものです。
しかし、これをあまりにも意識し過ぎてしまうと見た目が悪くなってしまったり、美味しさを損ねてしまうこともあります。
美味しくないなどのように感じてしまうと食欲が落ちてしまうこともありますし、それを食べてまずいと感じてしまえば食事の楽しみが半減するなどのデメリットが生じやすくなります。
噛み砕く能力や飲み込む能力は加齢により生じるもので、それぞれの能力に適したものを提供することが介護食であり、これに加えて見た目を伴うものを作るなどの工夫をしましょう。
なお、料理の見た目や味付けは食欲に大きく影響を与えるポイント、盛り付けを行うお皿の種類を変えることや型抜きを使って見た目を良くする、彩りを添えるなど一工夫を行えば楽しい介護食になりますし、安全性を確保した形で提供できます。

市販の介護食などを利用すると最適なメニューも分かる

介護者の食事の楽しみを増やす、介護食を作る人の気分転換などの目的でたまいは家族で外食するケースもあるのではないでしょうか。
最近は、事前に予約を行っておけば飲み込む能力が弱い人に合わせたメニューを提供するお店にあるといいます。
介護者の食べたいメニューのリクエストを聞いたときなど、ハンバーガーやフライドチキンなどが食べたいなどの意見があるのですが、これらは飲み込む力が弱い人や噛む力が弱い人などにとって誤嚥のリスクがあるため、そのままでは食べることができません。
このようなとき、携帯に便利な個装スティックタイプのとろみ材料を用意しおけば付け合わせの料理や飲み物などを使うことで食べやすい食事に変化させることも可能です。
このようなアイディアは、宅配の介護食などにもヒントがあるので普段あまり宅配の介護食を使うことがない人など、新しいレシピ作りや見た目や美味しさの工夫などの参考になるので利用されることをおすすめします。

筆者:若山勝治

筆者プロフィール

兵庫県神戸市生まれ。
介護食について知りたい方へ、役に立つ情報をまとめて記事にしています。